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Posted by - 2017.06.29,Thu
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Posted by m34 - 2013.03.27,Wed
おおよそ150時間ほどエージングしましたので、レビューしたいと思います。

高域   ☆☆☆☆☆

中域   ☆☆☆☆☆

低域   ☆☆☆☆☆+☆☆

遮音性  ☆☆☆☆☆

使い勝手 ☆☆☆☆☆

満足度  ☆☆☆☆☆+☆☆




ドライバ構成は、
高域 BA1機
中域 BA1機
低域 BA2機 + ダイナミック1機
 
の片耳5ドライバのハイブリッドタイプです。

なかのドライバになにやら文字や数字が書いてあり、おそらく型番だと思われますが、小さすぎて見えません(笑)今度、虫眼鏡なんかで見てみます。


まず、全体の音の印象と傾向から。

音はウォームタイプ
解像度は高いが、音に丸みがあり尖ったシャープな音ではなく、
マイルドで丁寧に聴かせるタイプ
音の滑らかさはかなりのレベル

バランスは低域を土台にしたピラミッド型
低域>中域≧高域 という感じ。

音場は普通からやや広めか。



【高域・中域】

丁寧に伸びて優しく表現するタイプの高域。
刺さるような音はほとんどない。
聴き疲れしないマイルドな音です。

TS842にあった上方向への天井の低さのようなものは感じない。
ただし、音の傾向的に突き抜けるように伸びたり、シャープに尖ったような音ではないため、高域が好きな人は物足りないと感じるかもしれない。

中域も高域と同様に丁寧で、特にボーカルなどは音の滑らかさが際立っている。
他のイヤホンにあるようなボーカルが遠かったり、近かったりなどもなく、
他の帯域の音と一体化したように滑らかに聴かせてくれます。
ハッキリしすぎない絶妙な輪郭の立ち方がすばらしく、ボーカルだけが浮いて聴こえることないナチュラルな感じです。

飾った色気やエロさがあるわけではないが、適度に潤い、クリアすぎず、僅かに感じる余韻、バランスが非常に良いです。

また後日比較レビューをしますが、Westone4の中高域がもっとも近いと感じます。
実際にには少し違うが、かなり似ています。



【低域】

BA2機 + ダイナミック1機 という少し変わった構成のためか、特徴的な低域です。
そのままこの構成を音にした感じです。

解像度が高く輪郭もハッキリしたクリアでスピード感あるタイトな低音と、
少し鈍いようなドッシリとした厚みと幅のある低音を合体させた感じです。

大抵のイヤホンは、低域のピークがどこにあるかで、その質感はかわります。
少し高い帯域に重点を置いたアタックやパンチ力を重視したものか、
瞬発力はないが低いところがらズッシリとボディーブローのように雰囲気たっぷりに慣らすものか。

ところが、TS853はこの2つを両立させた低音を鳴らします。
そのため、ジャズのウッドベースのような音も、クラブミュージックのような打ち込み音もどちらも上手く表現してくれます。(この2つの矛盾をクリアした音のため、あまり聴いたことがない印象を受けます)


また、量は多いけれど、かなり良質で上品な音なので、俗にある低音イヤホンのようなパワーだけで押し切るタイプでもありません。

沈み込みもかなり深く、低音がしっかりと伸びます。聴いていて気持ちが良いです。


また、BA2とダイナミック1の計3機のドライバを割りあてているためか、
中低域までしっかりカバーしている感じで、ボーカルの低めの声やサックスなどの音もクリア且つ厚みがあります。

総じて低域に関してはかなりレベルの高い音だと感じました。



【その他】

フィット感はTS842の時と同様で、かなり良いです。
Thousand Soundのシェルの質感は一番好きですね。
耳に吸い付く感じです。

ちなみに、シェルを良く見ると、カナルの先の音が出るポートが3口あります。

1つはダイナミックから
1つは低域BA2機から
1つは高域1+中域1から

音の出る出口は完全に分かれているのに、これほどまとまりのある滑らかな音を出すとは驚きですね。

ちなみに、千音はシェルやフェイスプレートにあまり色の選択肢がありません。
色々悩んだ結果、1つは欲しいと思っていた完全クリアタイプにしました。
Thousand Soundはシェルのつくりが丁寧なのでクリアでも問題なしです。
写真では部屋の照明の関係で若干黄色がかっていますが、無色透明のクリアです。






【まとめ】 上質な低音と滑らかな中高域

変わったドライバ構成でありながら、非常に完成度の高い音だと感じました。

特に低域に関しては文句をつけるところがないです。

3ドライバを低域に割り当てているという想像からかなりの迫力のある低域に寄ったイヤホンだと想像してましたが、
決して量や迫力だけで勝負することなく、むしろ上品に丁寧に仕上げてきたところに好感が持てます。

また、低音だけに注目しがちだが、高域から低域まで、非情に滑らかに音がつながっていて、かなりナチュラルに聴かせてくれます。


中高域に他のマルチBAタイプのIEMのような超絶な伸びやクリアさがないので、人によってはこの部分に物足りなさを感じるかもしれないが、私はそいうったBAイヤホン独特の人工的に作ったような音が苦手なので、むしろTS853の音のほうが好みです。

ただし、少し音の鮮やかさに欠ける気もします。


エージング前と比べると、篭り感が解消し、膜が1枚はがれてクリアになった印象で、スッキリした感じです。エージング前は低域の強さによる閉鎖感が少しありました。



相性の良い音楽ジャンルは、個人的にJAZZ HIPHOPを聴くならベストと思っているのだが、
おおよそ何にでも合うオールラウンダーだと思います。

そういった意味で、価格が少し高くコスパはそんなに良くないかもしれませんが、使用頻度も多くなりそうな満足のいくものでした。

後日、他のハイブリッドカスタムIEMや似た傾向のイヤホンなどと比較レビューしてみたいと思います。




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Comments
無題
詳細なレビュー、早速拝読いたしました。こちらのレビューを千音さんが読んだから、きっと、とても喜んでくれると思っております。

私事で恐縮ですが、当方、TS853をメインに使っております。手元に先日入手した1964 earsさんのV6があり、これはこれで好きなのですが、なぜがV6よりもTS853の方を使っています。TS853の方が、綺麗な中にも、個性がかなり強いせいかもしれません。

長文になり、失礼いたしました。
Posted by E-butler - 2013.03.27,Wed 23:35:47 / Edit
Re:無題
E-butlerさん、こんにちは。

私も同じで、同じ5ドライバUMのMerlinよりも断然TS853の使用率が高いですね。
好みがウォームな音なのでかもしれませんが、TS853の聴きやすさだったり、解像度云々ではない音楽的な要素の表現力が上手いと感じます。

強いて言えば、完全なウォームな音なので好き嫌いがハッキリ分かれるというところですかね。
あと、TS853のおかげでTS842の使用率が減りそうな予感です(笑)この2機種は完全な上下関係にありますね。

また、後日他モデルとの比較レビューします。では。
Posted by - 2013.03.28 at 06:46
無題
詳細なレビュー、早速拝読いたしました。こちらのレビューを千音さんが読んだから、きっと、とても喜んでくれると思っております。

私事で恐縮ですが、当方、TS853をメインに使っております。手元に先日入手した1964 earsさんのV6があり、これはこれで好きなのですが、なぜがV6よりもTS853の方を使っています。TS853の方が、綺麗な中にも、個性がかなり強いせいかもしれません。

長文になり、失礼いたしました。
Posted by E-butler - 2013.03.28,Thu 23:06:28 / Edit
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自己紹介:
数年前、EtymoticResearchのER-4を買ってしまったことでイヤホンスパイラルに・・・ヘッドホンもちょっとだけ・・・

10年前から音楽にはまり、一時期は毎日1枚CDを買っていた。
聴く音楽ジャンルは、JAZZ、ラテン(ボサノバからサルサ、キューバンジャズなど)ファンク、ソウル、R&B、HIPHOP、クラブ,SKA、レゲエ、ハワイアン・・・などなど。J-POPはほとんど聞かないかも。
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